雷龍~ライリュウ~



 ────ピーンポーン


 今、俺は結奈の家の前に車で来ている。

 今日は、8月1日。つまり、キャンプの日。


 俺が、インターホンを鳴らすと、ドタバタと足音が聞えて、勢いよく扉が開いた。


 「おっはよ!!!早くいこー?」


 俺への恐怖がなくなってから、少し明るくなった結奈。
 出会ってばっかの頃は、怖がって震えてたよな…。


 「そんな慌てんな。さ、車乗れよ」

 
 運転手は、遼平。

 下っ端で、今回キャンプに行くメンバーの1人でもある。


 「…だ…誰…?」


 遼平は、見た目怖そうな顔してるから、ビビってるよな。


 「こいつは、有馬遼平(アリマ リョウヘイ)。雷龍の下の奴だから、安心しろ」