雷龍~ライリュウ~



 「絢斗ー!おはよう。琥太に迷惑かけちゃダメだよー?迎え、待ってるからねーっ!」


 この声は…!!!!


 「結奈っ!!!!?」


 「エヘヘ…。おはよう、絢斗。もう寝ちゃだめだからねー」



 プツッと切れた電話。


 ツーツー  という機械音しか聞こえない。



 そうだった……。すっかり忘れてた。


 結奈を9時に迎えに行くんだった…。



 ギロッと琥太郎を睨む。


 「何で、電話なんかすんだよ。普通に、結奈を迎えに行かなくていいのか?って声かければいいだろ…」


 「いやー、結奈ちゃんの生の声が一番効くと思って。案の定、聞いてたけど…」