雷龍~ライリュウ~


 「思う訳ねぇだろ。俺は、お前が好きなんだから」


 ギュッと抱きしめられた。

 誰も、口にしないアイスは、ドロドロと溶けはじめていた。


 「…さっきの、ネックレス…。誰に買ったの?私以外の女の子が好きなの…?」


 「…は?お前、それって…ヤキモチ…?俺…期待していいのか?」


 「ちがっ///私の質問に答えてよ…」


 「フッ。んな訳ねぇだろ。あれは俺の姉ちゃんにだ。姉ちゃん、もう少しで誕生日だからな」


 お姉ちゃん…?
 絢斗にお姉ちゃんなんて、いたっけ…?

 でも、いるんだったら、絢斗は優しい弟なんだね。


 
 隣では、ずっと期待したような目でこちらを見つめてくる絢斗。