雷龍~ライリュウ~


 「そっか。じゃあ、ちょっと待っとけ。これ、買ってくるから」

 会計に行っている間、さっき絢斗が買っていた種類のネックレスの値段を見てみた。


 「10万円…。高っ…!」

 高校生が出すような値段じゃないでしょ…。

 凄く本格的なネックレスじゃん。

 こんなのプレゼントするくらい、大切な人なんだ…。


 
 「お待たせ。行くぞ」


 腕を引っ張られて歩く。

 途中で、私の手にアイスを持たせて、再び歩く。

 どこ行くんだろ。

 
 何か、怒った感じがしていて、いつもなら歩幅を合わせてくれるのに、今は、ぐいぐい進んでいくから、私は小走りで追いかけた。