雷龍~ライリュウ~


~結奈side~


 あのフカフカのベッドで気付いたら眠っていた。


 また嫌な夢を見た。

 この夢で毎日起こされる。


 この1年くらい、まともに寝ていない。

 
 絢斗に送ってもらって、家に着いても、なかなか寝付けることが出来ず、朝を迎えてしまった。


 
────ブォンブォン


 外がうるさい。


 窓から外を見ると、琥太がいた。


 「琥太じゃん。おはよう、どうしたの?」

 
 「うわー。結奈ちゃん、眠そー。俺が、今朝は送るから後ろ乗って!」

 
 まだ、化粧してないのに…。


 「まだ化粧してないし、迷惑だよ」

 
 「いいんだよ。絢斗が行けってうるさいから…ハハッ。化粧終わるまで待ってるからしておいで?」