好きだから大嫌い


「はぁ?!」

もっと怒らせちゃったよ。

「嘘、嘘。そんなに構えないでよ。名前教えて?俺は橋本祐斗」

余裕ぶって嘘、嘘とか言ったけど。

1番焦ってるのは俺だ。

「苺!それじゃ!」

俺の手を振り払って走って行ってしまった。

「苺ちゃん…」

面白い子だなー。

帰ろうかと思ってたけど足が学校に向かっていた。