好きだから大嫌い



「なにすんのよ」

「キスしていい?」

………?

「はぁ?!」

な、何言ってんのこの男。

「嘘、嘘。そんな構えないでよ。名前教えて?俺は橋本祐斗」

「苺!それじゃ!」

名前だけ言って走って学校へ向かった。
なにあのチャラ男。

ばっかじゃないの。