そう思った瞬間、あたしの唇から指を離した水月くん。 今度はその手をあたしの後頭部にまわして引き寄せた。 「えっ。 えっ!?」 どんどん近づいてくる水月くんの顔。 ち……ちょっと待って!! これって、まさか!?