ご主人様に恋をしたっ!!【完】

あたしの腕を離すことなく、なーちゃんはあたしの顔をのぞきこむ。



その目をチラッとみて、あたしはうつむいた。



「わかったよ。
話すよ」



かなり……ハズかしいけどね。



仕方ない。



ここは、ひとつ……腹をくくろう!



「なんでも聞いてっ!!」



半ばヤケクソ気味に叫んで、あたしは顔をあげた。