体育の授業中、転んでしまったあたしを、親友のなーちゃんが連れていってくれた保健室。



「なに、転んでんだよ。
ドンくさいなー」



なーちゃんでも、保健室の先生でもない声が響いた。



「知ってたけど。
ドンくささに、さらに磨きがかかってない?」



上履きの音と、意地悪な低い声に振り向く。



すると、そこには……。