「うぅっ……。
だから、ツライけど……。
校則違反なのは、よくわかってるけど……。
バイトしなくちゃいけないの……」



「…………」



片手を口元にあてて、目をウルウルうるませる。



「だから……。
内緒にして?
秘密にして?
バイトしてるの、見逃して~」



「…………」



「うわぁぁぁん」っと、大きな声で泣き真似をする。