「はぁ、」

「どーしたの?」

「あぁ、美由紀。あ、うんなんでもないよ」

「そっか!ならよかった!!ねぇ、星奈。」

「なに?」

「広紀、かっこいいよね…//////」






ズキッ……






えっ?どういうこと?

そんな赤い顔して、



「そ、そそうかな〜?あんなやつ、デリカシーないし、顔はいいと思うけど、中身はダメじゃん!ははっやめときなよ〜」




わたしは、つい、そんなこと言ってしまった…。思ってもないこと。

ぁあ。
取られたくないんだ、
あの笑顔、私だけの笑顔にしたいんだ、



「よかったぁ、ってことは、星奈は、広紀のこと、なんとも思ってないんだよね?」





「あ、うん。 そんな、そんなの、当たり前ぢゃん!あはははっ笑わせないでよー」

どうしよう。美由紀が好きって言ったら___「あのね、








私、広紀のこと、好きなんだ……//////」




あぁ、そうか。







うん、
だいたい、わかってたよ。
話の流れ的。



けど
なんで、いまのタイミングで言うの?




好きって思ったその後に、
好きなんて言わないでよ。





でも、私が嘘ついたんだ。
好きぢゃないって。






_______________譲るしかないのかな