「私、癌なんですか?」




「詳しい事はわかりませんが、恐らく。。」





「治るんですよね?そのためのお医者さんですもんね?」






「全力は尽くします、ですのでこれから詳しい検査をしてはっきりと病名を特定して一緒に戦っていきましょう。」









全身の力が吸い取られるように私はその場に座り込んだ。









だけどお母さんの方が動揺しちゃってたから本当に癌なんだなってより一層実感させられた。










実感しちゃうと別に怖くなくなってきた。







お母さんは一度家に帰ってからまた後日検査しに来ようと言ってたけどあたしはそんなお母さんの意見を無視してその日検査してもらった。