カロンは携帯電話で、

「すいません、あのー、」

まるでピザでも頼むような軽さで電話をかけた。

「冥王星に探査機打ち上げるってきいたんですけど、クライド博士の遺灰の一部を一緒に冥王星へ連れて行ってあげてもらえませんかぁ?」