馬鹿なアイツに惚れた馬鹿。



いつも通り、昇降口へ繋がる廊下を曲がった。
















ビシャッ





ポタポタ













ん?




何かがこぼれた音がしたんだけど...?






気のせいですか


...って





ぇ?

ぇええええええええええええええええ!!!!





アタシの目の前にポタポタと滴る茶色い液体。





これは...




アタシは自分がさっき持っていたミルクココアの缶の中身を確かめる。












無い。







確かに半分は残っていたミルクココアは残り数滴しか残っていない。