「なぁ、恭弥。」

俺の表情を見たからか、

せいじが声をかけてきた

「お前の思う紅音ちゃんってのはどんななんだ?」


俺の思う紅音…

「明るくて
うるさくて
頭が悪くて
運動ができて
かわいくて
優しくて
意地っ張りで
元気で
いつも笑ってて…」

オレが言うたびに大袈裟にうなずく四人。

俺はつづける

「おせっかいで
人見知りで
泣き虫で…」

俺の最後の3つが当てはまってないとでも言いたげな
顔で首をかしげた三人。