「よかったな!紅音ちゃん諦められるぞ!」

そう言ったせいじ。

こいつ…

ぜってぇわざとだ。

何がしたいんだ、一体。

つーか、傷口に塩を塗るようなこと言うなよ

本気で立ち直れてねーんだから。

俺がにらむと、わはははと笑ったせいじ。

あとの四人は苦笑い。

そしてポカンとしてる人が一人

口を開いた

「紅音って?」

おいおいおい、こいつもほんと空気読めないな。