【完】隣同士のあたしたち



いっいくらなんでも近すぎるっ!


「なんで敬語」



笑いながら言う広瀬くんの声を聞いて目を開く。



すると席に戻ろうとする広瀬くんの後ろ姿が目に入った。


あたしはそれを見て安堵のため息をつく。

だけど…あたしの心臓はどっくんどっくんと鳴って治まる気配がない。