【完】隣同士のあたしたち



「親ね。大丈夫だよ。昨日連絡してたし。

あたしね、お母さんに怒られるかと思ったけど、全然そんなんじゃなかった。

逆に優しかった。

広瀬くんの事も心配してたし、多分お母さん広瀬くんの事好きだよ。

あと今日学校は2人共休みなさいって」



そう言って軽く笑ったあたしの頭を広瀬くんは優しく撫でた。


「ん、なら良かった」



「…ん」



…なんか広瀬くん優しい。


そう思うのはあたしだけかな?