ブチッ。

ブチブチッ。


私はわざと、手につけていたブレスレットを引きちぎりました。


コロコロと、色とりどりのビーズが落ちていきます。


「うぇっ!?どうしたの皐月ちゃん!?」


流石の海君も驚きの表情です。

フフフ、流石にこれは驚いてしまうでしょう。


だって、自分の彼女が自分のお手製のブレスレットと引きちびってボロボロにしたんですから。


これで、私は嫌われたに違いない。

きっと、破局へと一歩でも近づいたに違いない。