あ、いけないいけない。

もうじき、海君がこの体育館裏にやって来るんでした。

こんなにやにや顔見られたら、私が何か企んでいることに気づいてしまうかもしれません。


パンパン!と私は自分の頬を叩き、表情を無にします。


そのとき、ちょうど海君がやってきました。

「皐月ちゃん・・・、どうしたの?体育館裏になんて呼び出して」


うわぁ。

さっきの私のにやにや顔より、超超超にやにやしてるゥ!

めっちゃめちゃ気持ち悪!!!!

元は割りとイケメンなはずなのに!!!めっちゃきっもい!!!