「ああ・・・相川皐月・・・なんていい響きなんだろう・・・」

「ああ、そうだね(棒読み)」


絶望失望しきった私は、投げやりに海君に言います。

しかも、ロボットみてえな言い方で。


でも、そんな私のドライアイスのような冷たさはスルーして、

「これで、僕の長年の悩みも解消されたよ・・・!」

と海君は言います。

「?」

長年の悩みって?

「あ、今、『長年の悩みって?』って思ったよね!?
ふっふーん、教えてあげようか??」


・・・心読まれたし。

きっしょ、死ねよ・・・。


でもまぁ。

「一応教えて」