そんな4人が吐く様を見て見ぬふりをしている内に、メリーゴーランドは終わりました。


ていうか、休憩室行けや。


「皐月がメリーゴーランドに乗ってはしゃいでいた様子は、ちゃんとカメラに残してあるからね!!ってお゛え゛!!」

「・・・カメラ回している暇があったら、休んだ方が・・・いいんじゃ・・・」

しかも、TVの撮影とかで使いそうな、めっちゃ高そうなカメラ・・・。

どこで買ったんだよ・・・。

買ったお金、どこで手に入れたんだよ・・・。

お姉ちゃん、どこで働いているの??


「お疲れぇ・・・さきちゃ・・・お゛ぇ゛」

「・・・あなたの方がお疲れだと思う」

だって、そんな青白い顔ですもん。

ていうか、私が疲れる理由はどこにもないんですけど・・・。


「はっはっは。
情けないなぁ、我が息子は!
それに比べて、私はピンピンしているぞってお゛え゛え゛ぇ゛を゛!!」

「お父さん(仮)も、相当お疲れのようで・・・」

ていうか、我が息子って口癖なの?何なの?

ちょっと若干うざいんですけど、その口癖。


「皐月ったら、白くて赤いリボンを胸に付けた、尻尾がくるんってなった乙女チックなお馬さんに乗っちゃってぇ。
やっぱり、皐月もそういうのにまだ憧れる歳なのお゛え゛え゛ぇ゛・・・」

「私まだ中学2年生になる手前だよ・・・。
ていうか、歳とかショタコン疑惑のお母さんに言われたくない・・・」

そして・・・もう、私はお母さんのことも信じれません。

絶対に騙されません、この変人めが!!


と、心の中で一人ずつツッコんだところで。

次はどこ行きましょうか。