そんなやりとりから随分待つこと1時間。


やっと、私達の番がやってまいりました!


2時間待ちだったはずですから、つまり1時間も私は周囲からの痛い視線に耐えていたわけなのです。

私えらいなー!(棒読み)


「ひゃっほおおおい!楽しみ楽しみ~!」

「よし、ベルトしっかり付いているわね?」

お母さんが、私の安全ベルトがちゃんと装着されているかどうかを、隅から隅までチェックします。

いやいや、係員さんがしますから、それ。

「もちろんだよ、お母さん!
私、もう子供じゃないんだし、自分でちゃんと装着できますぅー!」

「あんたまだ13歳じゃない!
皐月に何かあったら、私・・・!私・・・!うわああああ!!」


・・・ん?ン?

もしかして・・・お母さんも・・・。

いや、なんでもないです。