「だって~、私の周りで両思いなの、皐月と相川だけだしぃ~」

両思いじゃないです、かなり一方的すぎる海君の片思いです。

「それに~、二人って超ラブラブじゃ~ん」

いえいえ、それはいつぞやに海君に嫌われようとした作戦なのです。

「昨日だって~、二人して学校休んでたじゃない・・・。
もしかして・・・きゃ♡」

「『きゃ♡』じゃねーよ」

それは、海君に命令されて仕方なく、サボったわけであって・・・。