さっきほど私はビビりません。

躊躇せずに、作戦を実行します。


せーのっ。

「ねぇっ、海君♡
私~、一人でコート脱げないのぉ・・・・。
だからぁ・・・、脱がせてちょーらいっ♡?」

はい。
プライドを殺しました。


「・・・」

海君はあんぐりと口を開けています。


こ・ん・ど・こ・そ?
嫌われてますよね?

わざわざ、私のプライドをズタズタにしてまでの演技なんですから、嫌われてないと困ります。


まぁ、でもやっぱり嫌われてないんだな、これが。