「うわあああああああん!やっぱ家に帰りたくないいいいい!!」

「家に来たらって言ったのさきちゃんでしょ・・・」

海君はやれやれ・・・という風に私に話しかけます。

ていうか・・・。

「なんで今更9年前のあだ名で呼んでるのかしら、ダーリン!!」

「それはー、9年と3ヶ月と4日前のことをさっき、さきちゃんに話したから・・・
って、そんなこっ恥ずかしいことより!
あの運命の出会いのことより!
今は、早く家に入らないとっ」

「うわああああああああああああああああ」


私は、無理矢理無茶苦茶もみくちゃに海君に押されて、家に入れられました。