「海君・・・」

「ん?どうしたの皐月ちゃん?」


手汗びっしょりになります。

呼吸も乱れてきます。

大丈夫、大丈夫・・・。
自分にそう言い聞かせます。


そして、勇気を出して、悪態をつきます。

せーのっ。

「きめーんだよクソカスしね」


ウェーーーイ!!言ってやったぜぇ!!!!


「・・・」


海君は口をぽかーんと開けています。

きたきたきたきたきた!?
嫌われた!?嫌われてますよね!?ね!?


とテンションがあがったのも束の間。

彼は予想以上の奴だったぜ・・・。