「婆さんから貰ったパールのだろ?」 「うん」 「待ってろ」 カウンターの椅子を引き、そこに亜美を座らせた俺は遼の元へと向かった。 「おう!!シン。来てたか」 「悪いけど、捜し物があるんだ。見付けたら連絡くれ」 「勿論!!で、何を探してる?」 「ゴールドのチェーンにパールが一粒付いてるネックレスだ」 「了解しましたよ。亜美ちゃんは大丈夫か?」 「あぁ、連れて帰る」