亜美の出勤を管理している、事務員に駆け寄った。 「新垣亜美は今日出勤してるか?」 「社長!!お疲れ様です!!こんな所にどうされたんですか?!」 「挨拶はいいから、早く調べろ。新垣は?」 焦りでついつい大きな声を出してしまう。 「は、はい!!新垣さんは……出勤されました」 事務員の言葉に肩の力がスッと抜けた。 「ですが……」 「あ?」 「申し訳ありません」 「いいから、続きを言え」 「はい。出勤されましたが、もう退社しています。今日はもう戻らないようです」 「わかった」