奴隷かくれんぼ

「あ、あのね真理亜…私の携帯に…昨日変なメールがきたんだけど…」

私が机にランドセルを置くと同時に、優希がそんなことを言った。


涙目になって、真剣な表情で聞いてくる。


変なメール…?


「奴隷かくれんぼとか書いてあったけど…なんか気味が悪いの…」



「あぁ!あれ?うちのトコにも来たよ?
でもさ、どーせ誰かのいたずらだよー!そんな心配することないってー!」


日曜日に送られてきたあのメールかぁ


私は、ちょっと気になっていたけれど…
優希はあぁ見えて怖い話が大嫌い。
きっと気にしているんだろう。




「あ、お前らのトコにも来たのか?あのメール」



「「うわぁっ!!」」


突然、私たちの話を聞いていたらしい忍が話しかけてきた。


「おいおい…2人しておどろくなよ…」




「ごめん……あのメール、忍くんのところにも来たの?」



「おぅ。宏伸とか健太のトコにもきたらしーぜ。」


「じゃあさ、全員に送られてきたわけ?」



「いやいや、それはねーだろ。
小学生で携帯持ってる方が珍しいっての。それに、知成とか洋輔のトコにはきてないらしーぜ。」


優希と忍のやりとりが続く。
けれど私は聞いているだけ。

前に教えてくれたんだけど、優希は、忍のことが好きなんだって。


忍は優希のこと、どう思ってるかは知らないけど………


私はこのムードを壊したくないから黙っておく。




それにしても……全員じゃないのか……



じゃあ……無差別かなぁ……



……それにしても…誰なんだろう。あんないたずらメール送ってきたの…。


調べるのは、そこからかな。