カタキに恋をした。




誠「相手が自分たちに心を許してるかどうかは、相手の仕草や口調、態度で分かる。
        、、、、
…俺は、人一倍そういうのに敏感だから。」



オレは、誠の言ったその言葉で、さりげなく誠から視線を逸らした。


誠には、オレが誠に心を許してないことくらいお見通しなんだって思いながら。





誠「…まず、口調。

さっきまでは敬語だったのに、タメ語だった。


それから、仕草。

筏井さんは、意識的にかどうかは分からないけど、俺たちと接触するときは必ず拳を握る。


あと、表情。

前髪でよく分からないけど、筏井さんはあんな笑い方しない。

もっと弱々しく笑う。



さっきの筏井さんは、なんかこう、怪しいような笑いで…」




そこまで聞いたとき、オレは口を挟んだ。





「ま、どっちにしろ楓チャンは《雲龍》が守らなくちゃなんねぇからなー。

んじゃ、オレが行くわ。」



陸「なにしにだよ。」



介「陸、護衛に決まってんだろ?

そりゃ、姫以外を守るなんて前代未聞だけどさ?

そもそも、姫の護衛ですらしたことないのにわかんないのは当たり前だけどさー。



アイツと一緒に行動する誰かがいないと、弱みになるぜー、アイツ。」



オレはそう言って、応接室を出た。