カタキに恋をした。





こんなに、安心できるなんて。







「時雨君…ありが、と…ございます…」


お礼を言っている途中で不意に眠気が襲ってくる。



時雨「眠いのか?

寝とけ。

お前は俺が止めてやるから。」



「頼み、ましたよ…?」





少しの不安と温もりの名残を惜しみながら、あたしは重い瞼を下げた。