「あの...話が読めないんですが。」
恐る恐る言うと、時雨君は気まずそうに、頭を掻きながら言った。
時雨「あー、その...
突き当りの部屋は、俺の部屋なんだよ。」
思考停止中...
思考停止中...
思考停止中...
思考停止中...
...ってことはあたし...
「時雨君の部屋に泊まりたいって言ったの!?」
時雨「そう言うことになるな。」
あたしの心のつぶやきが口にでていたらしく、時雨君が返答した。
うわぁぁぁぁあぁぁ!!
うわぁぁぁぁあぁぁ!!
どうしよう、恥ずか死ねる…!!
静かに読書をしている陸くんと、ゲラゲラ笑っている介君。
それから、笑いをこらえている誠君に、今にも寝そうな顔をしている霧矢君。
そして、ほんのり顔を赤らめている時雨君。
こんな賑やかなのは初めてで、つい笑ってしまった。


