カタキに恋をした。




介「あ、そう言えばさ、楓チャンはどこに泊まんの?」


帰り道、歩きながら介君がふとそんなことを言った。



時雨「倉庫にするか?

それとも俺の家にするか?」


「ブッ…

し、時雨君…ッ!!!!!!!!/////////////////」



なんてこと言ってんだこの人は!!!!!!!!!!!



介「おー、時雨、大胆~」


誠「恋愛押しがカンジンだからね。」


陸「時雨、よくわからんが頑張れ。」


霧矢「…。」





…霧矢君、まさかまた寝てる?





あ、歩きながら寝てるの…!!!!?





霧矢「…言っておくが、俺は今寝てないぞ。」


「な、なんだ…

って、ぇぇぇえ!?

心読まれた!!?」


霧矢「いや、お前顔に出やすい。」


「そ、そうかなぁ?

でも、目を瞑ってるから寝てるのかと思った!!」


霧矢「日の光が眩しいから閉じてるだけ。」


「へぇ…」


霧矢「…なんだよ。」


「えっ?えっ?」


霧矢「…いや、筏井じゃなくて。」


霧矢君が、あたしの後ろをジトーっと眺めている。


その視線につられて後ろを向くと、4人が間抜けな顔をして突っ立っていた。