陸「時雨…」 なんで、 なんでそんな目で見るんだよ。 「ふざけんな! 楓は…楓はそんなんじゃない!! 虫も殺せないようなヤツなんだよ…! どうしてそれがわからないんだよ!!?」 霧矢「分かってる。 …分かってるから、皆混乱してんだろ。」 珍しく、霧矢が口を開いた。 こういうときは、黙ってるだけなのにな。 陸「…とりあえず、学校どころじゃない。 一度倉庫に戻ろう。」 「…ああ。」 楓… 俺はオマエを信じる。 信じていいよな? 悪いはずないよな? だって楓は俺の─────… 俺の、なに?