カタキに恋をした。




時雨「…えで、楓!」


前を向くと、時雨君がこちらを見ていた。


「時雨く…」



ボウッ


時雨君の顔を見るなり、とたんにあたりが火の海になった。


『俺も、殺してくれ…!』


…え?

なぜ時雨君がそのセリフを言うの?


気付けばそこは、館の中だった。



「時雨君…?

いや、いやよ、そんな…


貴方が、あの日の…?

やだ、やだ…!


いやぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!」