柚流は頭もいいし、
勉強することが好きらしい。


卒業するのに必要な
単位だけでなく、自分の興味の
ある授業をすべてとっている。
だから俺より学校にいる時間が長い。



「ちょっと早く来すぎたかー。」


柚流が終わるまでまだ少しある。
テラスにでもいるか。

この大学はでかいから
食堂も綺麗で、テラスみたいだから
みんなテラスって呼んでる。



やっぱり人は少ない。


席について、柚流に連絡をいれる。
そしてうつ伏せになって寝る態勢。



「ーーーあれ?
もしかして志津ちん?」



この甲高い声は…。