たまに目があったり、 あてられたりしたけど 響ちゃんは私のことなんて なにも覚えちゃいないの。 ただの、何百といる生徒のうちの 一人でしかなくなった私。 苦しかった。 忘れたくなった。 響ちゃんが私を忘れたみたいに。