一夏の恋




たまに目があったり、
あてられたりしたけど




響ちゃんは私のことなんて


なにも覚えちゃいないの。





ただの、何百といる生徒のうちの
一人でしかなくなった私。






苦しかった。








忘れたくなった。







響ちゃんが私を忘れたみたいに。