見やるとそこには、
高校から一緒で仲良い奴、凛香がいた。
高校んときからずっと志津ちん
呼ばわりされている。
学部がちがうからあまり会わなくなった。
「うっせー…。」
「ちょっとちょっと〜
久々に凛ちゃんに会えた
っていうのにひどいねー!」
いっつもきゃぴきゃぴしてて
ハイテンションな凛香。
そんなところがたまにうざくも
あって、好きな所だ。
「なになに柚まち?」
柚流と凛香にお互い紹介した
ことがあるから二人も顔見知りだ。
「そう。なんか呼ばれた。」
「なにそれー(笑)
あたしは空きコマなんだ〜。」
「聞いてねー。(笑)」
「相変わらず志津ちんは
ツンデレですね〜。」
そう言って寝ようとしている
俺を揺さぶってくる凛香。
「うーるーせー。」
「だって志津ちんと久々に
絡むじゃん!」
「鬱陶しいな相変わらず!」
こんなやりとりを高校ではずっと
していて、お互い少し恋愛感情を
抱くことはあっても、友達以上の
関係は壊さなかった。

