「えー、明日から一泊移住に行きます。」




なにそれ。


みんなきゃっきゃっ言っている。



中学生かっての。



「なあ織川。」


「なに。」




小声で話せる程近い机の距離はなんなのか。




それは私も知らない、←





「寝癖ついてる。」


「嘘っ!!!!!」



―ガタッ



「織川さん、少し騒がしいですよ。」



「あっ、ごめんなさい…

気をつけますね。」


にこりと笑うと

安心した顔をつきになる教師。



なんてちょろいんだか。




寝癖がついてることに動揺しまくる私も



ちょろい。