「あ、帰る。晴れてきたし。

明日、なんか奢ってあげるから放課後、

正門の前で待っときなさいよ変態。」



「なっ!!!」



また顔を赤くして反抗しようとする小泉の

口を手でもごっと塞いだ。



「黙って頷いてりゃいいのよ。

あんたに借りつくんの嫌なのよ。」




それだけ告げて


私は小泉の家を出た。