お嬢様は隣のカレがお好き。




「何笑ってんの。キモい。」


「うっさい。

あんた、溜息つくと幸せ逃げるとか

その歳で信じてんの?

あっははは!!!あんた面白いねえー。」



笑いすぎてひぃーひぃー言う私をよそに

小泉は黙っている。



「え、なに?

本気で信じてんの?」



流石に冗談だろうと思っていた私は驚く。



小泉が図星だからからか

顔を真っ赤にして俯いていた。