私は、次の日学校を休んだ。






高校1年生の私に、蓮太は…

「春野七瀬さん、俺と付き合って下さい」




イケメンと女の子たちに人気で、いつも噂されていた…私は正直嫌いだった。

「ごめんなさい」

私は断った。
話したこともないし、イケメンなんて顔だけで性格はどうせー・・・

と、思っていた。





だけど、蓮太は私に振られても毎日私のクラスにきて話しかけてくれたり、お昼を一緒に過ごしたり、いろいろ誘ってくれた。

そして。
メールで

「七瀬の事が本気で好き。付き合ってください」

と、メールがきた


あたしは知らないうちに好きになっていた。

笑うと目が細くなり、普段とは違う雰囲気になりドキッとくる。

優しい笑顔が好きだから、私は彼にそんな優しさに惹かれた…

迷わず、
「私も好きです、よろしく」

と、送り。
付き合いはじめた。


だけど、時間が立つうちに話す量も少なくなり、高校2年生にもなっていた。


気づいた時には、あの優しい笑顔は私には向けられなくなっていて、一緒に帰ろうと言っても、「は？無理」とか「うぜぇ…」とかしか言わない。










もう、あの頃の…大好きな蓮太じゃ
いなくなった…んだよ。