「大渕さん、知り合い?」 「あー……はい」 「珍しく、楽しそうにしてたね」 この馴れ馴れしく話しかけてくるオッサンは、このコンビニの店長だ。 まあ、何というか……一応、わたしの彼氏……なのだ。 「中学の頃の、先生なんです」 「そうなの。それは懐かしくていいね」 店長は、わたしが何を言ってもニコニコしている。 そんなところに、惹かれたのかもしれない。