ふ …とした、状態で
その能力には 気づいたのだった。




回想。




波打ち際ではなく
俺は、孤島の

生い茂っている、樹海の中で

目覚めた。




「…ここは?!」




不思議なことに、俺の
身体は 真っ白だった。


不意に、感じて辺りを見渡す。



どうやら、この身体は
何かの、頭蓋骨の様な

体型らしい。


と…!いう事は

俺は 頭蓋骨の…。

まさかな、そんなわけ…。



最初 は
そう思って

いたんだけどな…。



この、奇妙な 体験のお陰で

信じられずには、いられなくなって

しまったのだ。