青年がいなくなってから、数時間後。



 デジタル時計の数字が
 パッと切り替わるように、
 イブはパッチリと目を覚ましました。


 起き上がると、きょろきょろと
 あたりを見回します。



 
 見慣れた森の家の中。

 ここで昼寝をするのは、
 日常茶飯事なので
 驚くことではありませんが、


 今日はどことなく

 違うような気がします。