ちょっ! 待って……

「もう遠慮はしないって言ったでしょ?
 ゆっくり待ってなんかあげませんよ?」

こ、コイツ、明らかに楽しんでるなぁ?
くっやしー。ま、負けないんだからね!


「じゃ、じゃあ!

 とろけるくらい、熱いキ」


っ!

……ばか。唇塞いじゃったら、最後まで言えないじゃない。


そんな僅かな反抗心も、熱いキスに絡め取られて。



二人の恋はまだ始まったばかり。

優しい星空に見守られて――