繋いだ指先が、少しだけ震えてるのがわかって。 なのに、私は何も言えなくて、ただ繋いだ手をぎゅっと握りしめた。 「すっげー綺麗だったから。トーコ先輩にも見せたかったんですけど。 今日はダメっすね」 無理矢理作った笑顔と一緒に見上げた空には、分厚い雲がかかってて。 今にも、雪が降りだし…… 「雪っ!」 思わず叫んでしまった。 本当に雪が降り出してる。