「で、でも、大樹くん、イヴは朝から予定があるって、鞠衣ちゃんに……」 「だからー。これがその予定なんすってば」 激しく動揺しながら尋ねる私に、大樹くんは白い制服をつまんで返事をしてくれる。 ……そ、んな。 「つーか。トーコ先輩こそ、どうしたんすか? かなり前から、イヴは先約があるって加藤先輩に言ってたじゃないですか」 今度は大樹くんのほうが少し拗ねたように尋ねてきて。 「え? や! だって、それは……」